今回は日々エアコンの工事・クリーニングをしている施工業者目線で
家庭用エアコンを選ぶ際に,抑えて置いて頂きたいポイントをご紹介していきたいと思います。
エアコンメーカー一覧
・ダイキン
・三菱
・日立
・パナソニック
・富士通
・シャープ
・アイリスオーヤマ等
様々な家電を提供しているメーカーさんから主に空調機器に特化しているメーカーさんまで幅広いメーカーさんがエアコンを提供しています。
家庭用エアコン種類

・家庭用壁掛エアコン(以下ノーマルエアコンで表記します。)
オーソドックスなタイプの良く目にする家庭用のエアコンです。
・家庭用壁掛エアコンお掃除機能付き
ノーマルエアコンの機能にプラスして最近では上位モデルには標準装備になりつつある、フィルターの自動お掃除機能が付いたタイプのエアコンになります。
・家庭用天井埋込エアコン
その名の通り天井に埋め込まれているタイプのエアコンです。露出するのが全面パネルのみになりますので、どんなお部屋にもスッキリ収まります。
・窓型エアコン
窓に設置するタイプのエアコンです。配管穴があけれない場合や室外機を置く場所のない場合でも設置ができます。
上記の様に家庭用でも状況や用途に応じて様々なタイプのエアコンが存在します。今回は多くのご家庭でよく利用されている家庭用壁掛エアコンに注目してご紹介させて頂きたいと思います。
お部屋に合ったエアコンって?

エアコンを購入する際は実際に使用する部屋の畳数とエアコンに表記されている畳数が同じものを購入して頂ければ問題ありません。
しかし一部例外がありますので、ご紹介させて頂きます。
エアコンのパワーは一定ではなく、使用環境によって左右致します。その中でも注意して頂きたいのが、「冷房が効きにくいお部屋・環境です」
冷房が効きにくいお部屋・環境
・天井が極端に高い
・断熱性が低い(木造や最上階等)
・窓が多く、大きい
・南向き・西向きのお部屋
上記の様な条件ですと実際のお部屋の畳数よりもワンサイズ大きいサイズのエアコンをご購入頂くことで、暑い夏でも快適にお過ごし頂けるかと思います。
各社メーカーの強み
※各メーカーの全エアコンに標準搭載の機能ではありません。

ダイキン
換気をしながら冷房・除湿が出来るのはダイキンの「うるるとさらら」だけになります。
コロナの影響もあり換気が注目されている昨今では嬉しい機能ですね!
また故障やトラブルがあった際も24時間サポートセンターに繋がるのも大きなメリットです。
室外機が頑丈、故障に強いとも言われています。
三菱
三菱の霧ヶ峰には「ムーブアイ」という遠赤外線の温度感知センサーが搭載されています。
ムーブアイは、360度天井・壁・床の温度を見るだけではなく人の動きや人の位置も察知する働きがあり、
AIが自動的に冬は冷えているところを温めたり、夏は冷やしすぎないようにと
気流を制御したり、快適な温度で過ごせるように働いてくれます。
日立
日立にはアルミフィンの洗浄機能として「凍結洗浄」機能が付いています。凍結洗浄とはその名の通りエアコン内部の熱交換器を凍らせて霜を付け、たくわえた霜を一気に溶かして汚れを洗い流す機能です。清潔な状態にし、ホコリの目詰まりによる性能の低下も抑えます。
パナソニック
フィルターの自動お掃除機能付きの機種でもちょっとめんどくさいのがダストボックスのお手入れです。
頻繁にはしなくて良いもののたまにダストボックをとって溜まったホコリを取る必要がありますが、パナソニックにはホコリの自動排出機能が付いていますので、
ダストボックスのお手入れすら不要です。※溜まったホコリは外に自動排出してくれます。
シャープ
シャープのエアコンの強みは何と言っても「プラズマクラスター」ではないでしょうか。
消臭スピードが早く、汗臭、体臭、食べ物臭、ペット臭の消臭効果も実証しています。
また暖房・冷房機能を使わない時でも送風でプラズマクラスターを活用できるのもポイントです。
富士通
「熱交換器加熱除菌」というエアコン内部のカビを防止する機能が全シリーズに
搭載されている事が何と言っても一番の強みです。
熱交換器加熱除菌は、熱交換器を55℃以上に加熱することでカビや細菌を除去する機能です。
アイリスオーヤマ
他メーカーの同一スッペクと比較して安価で購入出来るというのも強みの一つですが、
ユニークな機能を搭載しているのもアイリスオーヤマの特徴です。
例えばマイク付きの専用リモコン搭載のシリーズでは無線LAN(Wi-Fi)環境不要でも音声操作ができます。
どのメーカーにも付いてるお掃除機能って本当に必要?

お掃除機能のメリット◎
◎普段のお手入れが楽々
エアコンを使った後に特に何も操作もせずに、勝手にエアコンがフィルターをお掃除してくれるので普段のお手入れが楽々。
フィルターのお掃除をしないと風量が下がるだけでなく、ホコリの詰まりが原因で本体が故障するという事もありますのでそういったリスクも未然に防げます。
◎高齢や足腰が悪く脚立の昇り降りが困難な方でもフィルターを綺麗な状態で保てる
エアコンクリーニングにお伺いさせて頂く際に頂くお声で多いのが、ご高齢でフィルターを外して自分でお手入れするのが難しいという方です。
なかには自分でフィルターをお掃除しようとして脚立から落ちて怪我をしてしまったという方もいらっしゃいました。
お掃除機能のデメリット×
×フィルター掃除が面倒ではない人には不要
フィルターの掃除くらい自分で簡単に出来るよ!なんて人には不要な機能になります。
室内で洗濯物を干したり余程ホコリが舞う環境でもない限り1〜2ヶ月に1回のペースでのお掃除でもそこまで汚れは詰まりません。
×購入価格が高価
一例として同一メーカーの同じ年式・容量(どちらも18畳用)のエアコンで比較すると
『S56ZTRXP-W』
販売価格2022年現在
¥185,422
『S56ZTEP-W』
販売価格2022年現在
¥117,800
差額 ¥67,622
おそよ1.6倍の価格差があります。
×業者さんに分解洗浄を依頼する際にほとんど追加料金がかかる(相場+4,000円〜8,000円)

カビの臭いが気になる方や小さな子供やペットがいるから
小まめに業者さんにエアコンのお掃除をしてもらいたいという方も少なくないかと思います。
お掃除機能付きのエアコンは構造が複雑に出来ていますので、
分解洗浄する際にノーマルタイプのエアコンと比較して分解と組み立てに2倍以上の時間がかかります。
ですので弊社含めほとんどのエアコンクリーニング会社さんではノーマルタイプのエアコンとお掃除機能付きエアコンのクリーニングでは、料金に1.5倍前後差がある会社さんがほとんどかと思います。
【弊社例】
・ノーマルタイプエアコンクリーニング
¥9,900(税込)
・お掃除機能付きエアコンクリーニング
¥15,400(税込)
エアコンクリーニングは滅多にしない!という方であればあまり気にしなくても良いかもしれませんが、小まめにエアコンクリーニング をしている方にとってはこの価格差も痛い出費になるかと思います。
まとめ

エアコン本来の機能である冷やす・温めるという機能に関しては同一スペックでしたらメーカー差はほとんどないと言っても過言ではありませんので、難しい機能はいらない!という方はシンプルに価格やデザインで比較して購入頂くのが良いかと思います。
お掃除機能は利便性はあるもののトータル的なコストパフォーマンスでみたら案外なくても良いのでは?というのが感想です。
私個人(現在賃貸備え付けのエアコンを使用しています)がエアコンを購入するのであれば、ダイキンのノーマルエアコンを考えています。
お客様宅にエアコンクリーニングにいく際も長寿な(長持ちしている)エアコンでいうとダイキンの割合が高く、やはり頑丈で壊れにくい印象です。他メーカーより若干割高な所はありますが、金額相応の価値はあるのではないかと思っております。
逆に前述させて頂いた様に自分でエアコンのフィルターお掃除が困難だと言う方には迷わずお掃除機能付き(出来ればダストボックスのお掃除も不要のパナソニック)の機種をオススメします!
またお部屋の環境に応じて購入するエアコンの容量を選定して頂ければと思います。迷った時はワンサイズ大きめをオススメします。大は小を兼ねるです!

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